図解に入れる文字が長くなってしまうときの対処法

図解というのは大抵絵画とは違って、ある程度の文字の説明を図やイラストを用いてより視覚的に分かりやすく伝えるためのものだとは思っているのですが、近頃は何十…何百文字もびっしり敷きつめられた図解が多いように見受けられます。

読者、もといその図解を見ようとする人は大量の文字を読まずとも視覚的におおよその情報を得ようとしているのに文字をびっしり並べることによって分かりづらくなったら本末転倒ですよね。

とはいえ図解元の情報量が膨大な場合は、どうしても文字数が多くなってしまう理由も非常に分かります。

今回は、図解作成において文字数がどうしても多くなってしまう!というときに役立つ考え方や簡単なテクニック(?)などをお伝えできればなと思います。

図解は文字が少ない方が断然見やすい

一目瞭然ですね。「そりゃあ当たり前やろ!」と思うでしょう。

そりゃあ上の図解(?)の方が情報量は多いと思うんです。でも、図解ってそういうことではないよなぁ…と一図解作成者としては首を傾げてしまう今日この頃。

でも実際に作る側になってみると、驚くほど文字の情報量が多くなってしまうというのももちろん分かります。

上に示したものはやや誇張ぎみですが、

これくらいであれば「まぁ、これ以上削りようないし仕方ないか…」と妥協してしまうくらいのラインなのではないでしょうか?

今回はこちらの図解を

このくらいスリムにしていきます。

※今回は文字の情報にのみフォーカスし変化をより明確なものにするため、あえてモノトーンで作っております。決して面倒だったからとかではありません。

文字を短くするコツ

  1. 文末を削ってなるべく短い言い切りの形に
  2. 短い表現に言い換え
  3. 必要な情報と不要な情報、補足情報の明確な分類

大体この3つで解決します。ただしかなり頭を使いますし使いますし根を詰めなければいけません。

ぶっちゃけ、図解作成の時間の7割以上はこの作業に費やしています笑

ただそれだけ突きつめれば突きつめるほどより良い図解が作れると思うので、手間を惜しまず自分なりにコツを掴むためにもこれから紹介する方法を実践していってください!

文末の動詞や助動詞を削ってなるべく短い言い切りの形に

先ほど例に挙げたBeforeの図解の文末表現に注目してみてください。

「〜です。」や「〜がある。」などの表現で終わっているものが多いです。

記事の文章ならともかく、図解の文字情報にいちいち句点をつけたり断定の言い切り表現を使う必要はないですよね?

というわけで…

このようにバッサリ切っちゃいましょう。

そして、切り離した「がない。」「がある。」という意味を損なわないために「あり」や「なし」といったより短い表現を使うと良いかと思います。

これだけでも数文字は削れました。

また例にはありませんが「〜高くなる」や「〜健康的になる」といった表現は、文末の「なる」の部分を削って「高く」や「健康的に」としてみると削りやすいかと。

それではどんどん削っていきましょう。

一つ一つの文言を短い表現に言い換え

文末を整えたところで、お次は中の表現をうまいこと言い換えてさらに短くしていきましょう。

  • 「イタリアンのメニューが豊富」
  • 「比較的、商品の値段が安くてお財布に優しい。」
  • 「和食や中華、定食もあって飽きずに食べられる。」

この3箇所を言い換えて短くしていきましょう。

まずは「イタリアンのメニュー」という箇所に関して、イタリアンという言葉で既に食べ物、つまりメニューのことを指していると分かるので「メニュー」という表記はいらないと判断しました。

次に「比較的、」という表記に関して、比較しているということも図解の中では比較している対象も明確になっているため削除しても構わないと判断。

そして「和食や中華、定食もあって〜」の部分に関して、要はメニューの商品の種類が色々あるということを伝えたいのであれば「バリエーション豊富」や「メニューの種類が豊富」という文言に言い換えることができそうですよね。

これだけでもかなり削れましたね。次の工程でさらに削ぎ澄ましていきましょう。

必要・不必要な情報と補足情報の明確な分類

ここからは先ほどまでの小手先テクニックとは打って変わって、図解元の内容に関わる根本的な部分となります。

ただ、前回の図解を作る前に考えることでも述べたように、まず「図解を通して何を伝えたいのか」を明確にしてそれを図解に落とし込まなければなりません。

不要な情報・重複した情報の削除

文字の量自体は短くなったので幾分かは見やすくなったかとは思いますが、もしこの図解の中にそもそも不要な情報があったとしたら削りたくなりますよね?

何でもかんでも削ればいいってものではありませんが、不要とわかっているものをそのまま放置しておく理由はありません。

例えば、今回だと「値段が安い」という情報と「お財布に優しい」という」情報は意味が重複してしまっているので、後者は削除しても構わないと判断しました。

これで2行になっていた部分が1行にまとまってスッキリしましたね。

補足情報とメインコンテンツとのすみ分け

必要な情報・不必要な情報の分類が終わって、かなりまとまってきたところだと思います。

ただ、右下の2行になっている部分だけどうしても削りきれずに長いままになっているので、発想を少し転換しましょう。

具体的には「削る」のではなく「別の場所に移動」させるというように。

まず「コンセントがあるので、長時間滞在に向いている」という情報は大きく分けて「コンセントがある」「長期滞在に向いている」という2つの要素で構成されています。

のうち、前者が後者の結論にかかる補足情報と捉えられるので

このように、補足情報の部分を吹き出しにしてしまったり…

このように、下に矢印を伸ばして分けてしまったりするのもアリですね。

これに関しては個人個人のデザインの引き出しに委ねられるものだと思うので、あくまで参考までに。

図解は記事と違ってテキスト打ちっぱなしではないので、無理に全部箇条書きの文字の中に収めようとしなくてもいいということは覚えておいて損はないかと思います。

図解作成の際に「どうしても文字が長くなってしまって上手くまとまらない…」というときは、もう一度この記事を読み返して見やすくて分かりやすい図解を作ってくださいね!

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